脳卒中広島友の会 ぴあチアーズ

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例会を開催しました(アイキャッチ)

ぴあチアーズ 令和6年6月例会を開催しました

脳卒中広島友の会(ぴあチアーズ)令和6年6月例会を開催しました

 令和6年6月30日(日)新たに再開後2回目となる,ぴあチアーズの例会を開催しました。(会場:吉島公民館(広島市中区))

 今回は,前回の会(令和5年11月)で出た意見から「転倒予防」とテーマにみんなで学び合いました。

 前半は熊野町シルバーリハビリ体操1級指導士でぴあチアーズ会員の上條さんと熊野町福祉課の理学療法士尾崎麻里さんから,転倒を予防する体操について一つ一つわかりやすく教えて頂きました。 後半は転倒の体験談からお互いに学び合う意見交換を行い,当日参加のリハ職や医療・看護・介護の専門職からの具体的なコメントをいただき,生活の中で役に立つ「転倒予防」の知識を学ぶことができました。

 前回から参加していただいています広島医療保健専門学校の学生さんなど若い人の参加により,いつも明るい楽しい会になりました。

 参加者:31人(脳卒中経験者8人、家族3人、友人1人,専門職10人、学生さん9人)

(上條さんと尾崎理学療法士さんによる転倒予防の体操紹介。からだを動かして,緊張がほぐれました。)

(後半の転倒体験談に対する専門職それぞれの視点からのアドバイス)

(学生さんからも積極的に発言がありました)

(こんな素敵な出会いもありました)

(最後はぴあチアーズ企画委員から閉会のあいさつ)

(集合写真も恒例のプログラムになりそうです)

【転倒に関する意見交換のまとめ】

◯どんな時に転倒をしましたか?(参加者の経験より)

  • 急な坂道や段差
  • マヒした側の足が思ったほど上がっていなくて
  • 室内ばきスリッパを使っている時(スリッパが脱げそうになり)
  • 笑った時
  • 慌てたとき
  • 一度の複数のことを同時に行うとき(例:ドアノブを回しながらドアを開けて、敷居の段差を上がって、滑りやすいタイル貼りの浴室に入る)
  • 家の中の慣れた空間での転倒が多い。
  • 車の飛び出し
  • 体が一度の複数のことを同時に行うことが難しくなっている

◯転倒しやすい環境

  • 床の敷物
  • 靴が散乱した玄関
  • 浴室の排水溝の段差
  • 路面電車の線路

◯室内ばきの選び方について

  • スリッパは良くない
⇨病院でもスリッパは薦めない。ルームシューズ(普通の運動靴でも良い)を推奨している。 ※室内ばきを使うと、緊急時にも安全に避難できる。(割れたガラスから足を守ることができる)
  • 玄関に椅子を置いて、上履きと外履きを履き替えている。

◯雨の日の転倒を予防法について

  • 雨の日は転倒しやすいので十分に気をつける。
  • 1歩ずつ踏み込みながら歩く。(雪道を歩くように)
  • 歩幅を狭くして歩く。

◯転倒に影響を与える大切な因子

  • 水分:高齢者施設で転倒の少ない施設は脱水予防に取り組んでいる施設
  •   脱水傾向の人は軽い意識障害を起こしており、転倒を起こしやすい。
  • 飲んでいる薬の影響:薬の影響で転倒しやすくなることも多い。
  •   飲んでいる薬について、薬剤師さんに聞いてみることも良い。
  • 靴の中敷(インソール):歩きやすさに影響する。

◯転倒とケガや骨折との関係:「運」と「その場の環境」が影響する

⇨転倒の予防にも、転倒後のケガ防止にも、室内環境を整えておくことが大切


☆転倒後の立ち上がりに苦労すること多い。(床からの立ち上がり練習を行うことがないため)

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